先日、転職するエンジニアとそうでないエンジニアの生涯年収も比較すると「1回も転職しないエンジニアは生涯年収が1000万円低い」というざっくりしたデータを見ていました。
さすがにバイアスがかかりまくっているとは思いつつ、自分の市場価値を上げるために転職というのもありだよな?とよく考える今日このごろ。
さて、閑話休題。今月のゆるめなITメモ、スタートです。
インセンティブ設計
単純な作業は自動化したくなるのがエンジニアですが、その自動化ツールをどこまでシェアするのか?という観点があります。もちろんチーム全体で見るとツールはシェアすべきですが、ツールを使って作業をしていることを黙っておけば「めんどくさい作業を拾ってくれてありがとう!」とより感謝されるのもまた事実。
面倒な作業を自動化するだけじゃなく、如何にも手動でやっているかのように見せて同情を集めるのがポイント
— ゆるゆるSE (@yryrse) 2022年5月7日
こういうのは普遍的な話だと思うので、インセンティブ設計を適切に設定することで「情報をシェアした方がお得」と各メンバーが認識することが大事なんでしょうね。
RPAというバズワード
自動化の話題が続きますが、「RPA」という用語も大分聞く機会が減ったように感じます。
そういえば一時期はRPAが大ブームだったけど、今はひっそり利用されているんだろうね。個人的には超絶便利ツールだと思う。
— ゆるゆるSE (@yryrse) 2022年5月25日
私が観測した範囲ですが、WindowsServerにRPAソフトを入れることで定例業務を自動化している現場もありました。
実際APIを提供していない&HTML構造ではない古いアプリケーションは画像一致のような観点で自動化を組むしかないので、プロジェクトに一台自由に使えるRPAサーバがあればいいよね・・と思っています。
空・雨・傘
朝、外出前に空をながめたら、西の空はうっすらと雲に覆われています。「これは、昼ごろから雨になるかもしれない」と思い、折り畳み傘を持って外出することにした。空は「事実」で雨は「解釈」で傘は「解決策」。
という有名な小話があります。
「昨日の営業、途中退席してごめん。お客さん、ウチに依頼するか、決めてくれた?」
— ゆるゆるSE (@yryrse) 2022年5月27日
「大丈夫だと思います。」
「決まったの?」
「まだ決まってないです。」
「お客さん、何か懸念事項について言ってた?」
「金額について不満そうでした。」
「不満だと言ってた?」
「そうは言ってないです」
要は何かを報告する際に
・事実
・意見
を明確に分離して伝えましょうというTipsですね。
実際、トラブル対応のような時にテンパってしまうと事実が「DBサーバへのping応答が断続的にエラーになる」という場合でも「DBサーバが再起動を繰り返しているみたいです」と報告をしてしまいがち。事実を元にどう判断したのか?をきちんと分ける習慣はつけたいものです。
実務経験はないけど資格を取りまくる人
AWSに関する認定試験は多数あるので、資格の数をアピールする際に「AWS XX冠」という言い方をします。
そんな中で認定資格はたくさん持っているけどAWSは触ったことがないという人も一定数いたり。
実務経験のない新卒くんがAWS資格を乱獲してる。
— ゆるゆるSE (@yryrse) 2022年5月29日
私は「資格を取れる=自走能力がある」ということで素敵な能力だと思いますが「スタンプラリー」のような側面に違和感を感じることもあります。企業側が積極的に取得を奨励している場合は受験費用はタダのケースもあるため、IT企業(AWSのライバル)→AWSへお金が流れている構図はなんとも言えない滑稽さも感じたり。
終わりに
最後はAWSをちょっとディスりましたが、AWSってCLOUD業界でNo.1のシェアなのにトラブルの話がそこまで聞こえてこないの、かなりすごいと思っています。私もAWS SAは取得したので、どんどん他の資格を取っていって「AWSの案件に入れてください」とアピールしていこうかなぁ。