ゆるゆるSEメモ

ツイートの後日談

ゆるSEメモ 第202205号 インセンティブ設計,RPA,空雨傘,AWS認定資格の乱獲

先日、転職するエンジニアとそうでないエンジニアの生涯年収も比較すると「1回も転職しないエンジニアは生涯年収が1000万円低い」というざっくりしたデータを見ていました。
さすがにバイアスがかかりまくっているとは思いつつ、自分の市場価値を上げるために転職というのもありだよな?とよく考える今日このごろ。

さて、閑話休題。今月のゆるめなITメモ、スタートです。

インセンティブ設計

単純な作業は自動化したくなるのがエンジニアですが、その自動化ツールをどこまでシェアするのか?という観点があります。もちろんチーム全体で見るとツールはシェアすべきですが、ツールを使って作業をしていることを黙っておけば「めんどくさい作業を拾ってくれてありがとう!」とより感謝されるのもまた事実。

こういうのは普遍的な話だと思うので、インセンティブ設計を適切に設定することで「情報をシェアした方がお得」と各メンバーが認識することが大事なんでしょうね。

RPAというバズワード

自動化の話題が続きますが、「RPA」という用語も大分聞く機会が減ったように感じます。

私が観測した範囲ですが、WindowsServerにRPAソフトを入れることで定例業務を自動化している現場もありました。
実際APIを提供していない&HTML構造ではない古いアプリケーションは画像一致のような観点で自動化を組むしかないので、プロジェクトに一台自由に使えるRPAサーバがあればいいよね・・と思っています。

空・雨・傘

朝、外出前に空をながめたら、西の空はうっすらと雲に覆われています。「これは、昼ごろから雨になるかもしれない」と思い、折り畳み傘を持って外出することにした。空は「事実」で雨は「解釈」で傘は「解決策」。

という有名な小話があります。

要は何かを報告する際に
・事実
・意見
を明確に分離して伝えましょうというTipsですね。

実際、トラブル対応のような時にテンパってしまうと事実が「DBサーバへのping応答が断続的にエラーになる」という場合でも「DBサーバが再起動を繰り返しているみたいです」と報告をしてしまいがち。事実を元にどう判断したのか?をきちんと分ける習慣はつけたいものです。

実務経験はないけど資格を取りまくる人

AWSに関する認定試験は多数あるので、資格の数をアピールする際に「AWS XX冠」という言い方をします。

そんな中で認定資格はたくさん持っているけどAWSは触ったことがないという人も一定数いたり。

私は「資格を取れる=自走能力がある」ということで素敵な能力だと思いますが「スタンプラリー」のような側面に違和感を感じることもあります。企業側が積極的に取得を奨励している場合は受験費用はタダのケースもあるため、IT企業(AWSのライバル)→AWSへお金が流れている構図はなんとも言えない滑稽さも感じたり。

終わりに

最後はAWSをちょっとディスりましたが、AWSってCLOUD業界でNo.1のシェアなのにトラブルの話がそこまで聞こえてこないの、かなりすごいと思っています。私もAWS SAは取得したので、どんどん他の資格を取っていって「AWSの案件に入れてください」とアピールしていこうかなぁ。