ゆるゆるSEメモ

ツイートの後日談

ゆるSEメモ 第202303号 新卒本, 脱COBOL, 転職の面倒事, ログイン情報付箋

今月はChatGPT旋風が凄まじかったですね。
体感としては昨年末からトレンドとして扱われ始め、それが2023年3月に爆発したイメージ。

私も試しに使ってみましたがその優秀さにびっくりするも


では自分の生活がどう変わるかと問われると「うーん」という感じ。今後も動向を見守っていきたいところですね。

さて、以下は今月のツイート振り返りの題目です。どうぞよろしくお願いします。

新卒が読むべき本

Qiitaのようなプラットフォームにて「新卒1年目のエンジニアが読むべき本」等の記事が話題を集めていると、気になってメモしてしまいます。

心理的にも「新人向けであれば前提知識不要で読めるに違いない」と安心しますし、ある程度理解が進んでいる分野を初学者向けで学び直すことが理解を固めることもあります。そして誰かが自信を持って他人に薦める本というのは、良書である確率が高いのもポイント。

ちなみに私が新人の方にお薦めするとすれば「マスタリングTCP/IP入門」。

私も新人の頃に先輩に薦められた一冊ですが、ネットワーク全般の基礎が丁寧かつガッツリ書かれていて本当にタメになりました。

全銀システムが脱COBOL

銀行系の現場に居た人は馴染みのある「全国銀行データ通信システム(全銀システム)」。
ほぼ全ての預金取扱金融機関が参加しているため、全銀側は”その規模の大きさや安定性を称えて「ZENGIN」の名称で海外でも知られている”と謳っています。個人的には『ほんまかいな...』とは思いますが。

そんな全銀システムに更改の話があり、COBOLからJavaに置き換わるという情報も出てきました。いわゆる「レガシーな言語」の代表格のCOBOLを置き換えようという動きはよく見聞きしますが、それを日本有数のシステムが真っ向から向き合うというビッグニュースでもあります。

世のCOBOLエンジニア/Javaエンジニアは腕の見せ所。うまく脱レガシーができるといいですね。

転職時の手続き面倒事

転職をしたことがある方はご存知だと思いますが、年金の支払いは「空白期間があると面倒」という豆知識があります。

他にも「特別徴収にかかる給与所得者異動届出書」などで住民税請求をうまいこと二社で調整したり、雇用保険の「被保険者番号」なるものを新しい職場に連携する必要があったり。

ちなみに平成28年から雇用保険の届出にはマイナンバーの記載が必要になっているようなので、他の番号も含めてマイナンバーに紐づけていただき「転職の際はマイナンバーだけを次の職場に連携すればオッケー」という社会になって欲しいところです。

パスワードが書かれた付箋

新入社員向けの記事にて以下のような文章がありました。その通りの内容。

パスワードも数が多いと管理の負担が増すため、パスワードを付箋に書いてディスプレーに貼ったり、単純で短いパスワードを使い回したりする危険な運用になりがちだ。当然ながらパスワードが破られれば、企業が保有する情報に他人が自由にアクセスできるようになってしまう。社外の人間はもちろん、他部署の人間が自由にデータを見られる状況は避けるべきだ。

ただ、自分のエンジニア経験を思い返すと「ディスプレイにパスワードが書かれた付箋」というのは見覚えがあります。システム管理用のユーザであれば、証跡としても個人特定ができずに面倒なので要注意...。

最近は内部からのアクセスであっても外部からと同等に扱う「ゼロトラスト」というフレームワークがありますが、まさにそういう運用が大事になってくるんでしょうね。

ゼロトラスト(zero trust security mode):社内外のネットワーク環境における、従来の「境界」の概念を捨て去り、守るべき情報資産にアクセスするものはすべて信用せずにその安全性を検証することで、情報資産への脅威を防ぐという、セキュリティの新しい考え方。

終わりに

今月はワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に大興奮した1ヶ月で

自分と近い年齢の人達の大健闘に、『自分も頑張らないと...』と刺激をもらえる素敵な視聴体験でした。明日から新たな年度なので、気持ち新たに皆様頑張りましょう。