ゆるゆるSEメモ

ツイートの後日談

ゆるSEメモ 第202304号 全日本空輸, 知らない企業, 経産省大臣, LINEのアップデート

今月は新年度始めということで、新卒入社の方は絶賛研修中ですかね。
そんな中で富士通社は「国内の年収平均7%引き上げ、入社後数年で1000万円も可能に」というセンセーショナルな発表を行っていました。

優秀な若い人が仕事のできないおじさんを飛び越えて出世していく。外資系ではよく聞く話が国内企業にもどんどん入ってくるのはいいことだと個人的に感じます。そうは言ってもおじさんの減給やクビが難しそうなので、どこで帳尻を取るのかは気になるところですが...。

さて、以下は今月のツイート振り返りの題目です。どうぞよろしくお願いします。

全日本空輸のトラブル対応が良い

全日本空輸(ANA/NH)は4月3日に「エイブル」というシステムで起きたトラブルの調査結果を公表しました。


A系B系でそれぞれにてDBサーバーを2台構成で冗長化したものの、A系内のDBサーバーが2台同時に停止したことで不具合が発生。しかし復旧しなかったのでB系へ切り替えることで、不具合発生から55分後に切り替えを完了。そこからシステムは徐々に復旧したという流れです。

個人的にはトラブル報告のスピード感や1時間で切り替え対応を終えた事実はすごいな〜と感心。B系を滞りなく稼働させるのも、洗練されていない現場ではもっとドタバタしてしまいそうです。

AWSって何屋さん?

子供の就職先に不安を覚える親御さん特集を見かけ、それをIT系に置き換えてネタにしました。

実際、IT業界に通じている人からすると「AWS(アマゾンウェブサービス)」は就職先として優良ですが、世代が上だと何の略かすら分からないことだってありそう。

ちなみに”2024年卒の東大生が就職情報サイトで検索した企業ランキング”を眺めていると「野村総研、アクセンチュア、ソニー」が上位3社でした。うちの親に置き換えても、”アクセンチュア”なんて言っても知らないだろうな〜。結局、親族の集まりなどで受けがいいのはソニーや三菱商事のような古き良き日本企業な気がします。そんなこと知ったこっちゃないと言えばそれまでですが。

経産省の大臣名

情報処理技術者試験あるある。ちなみに私の場合は世耕さん。

というのも、情報処理技術者試験は情報処理促進法の規定に基づく国家試験であり、認定団体は経済産業省。そういったこともあり、合格時に送付されてくる賞状にはその時の経済産業大臣の名前が書かれている、というわけですね。

情報処理促進法の中身も与太話として添付しておきます。法律用語は難しい。

第二十九条 経済産業大臣は、情報処理に関する業務を行う者の技術の向上に資するため、情報処理に関して必要な知識及び技能について情報処理技術者試験を行う。
2 経済産業大臣は、機構に、情報処理技術者試験の実施に関する事務を行わせることができる。
3 第十条第二項及び第十一条から第十四条までの規定は、情報処理技術者試験及び技術者試験事務について準用する。この場合において、同項中「前項」とあるのは「第二十九条第二項」と、第十一条(見出しを含む。)中「支援士試験事務規程」とあるのは「技術者試験事務規程」と読み替えるものとする。
4 前三項に定めるもののほか、情報処理技術者試験に関し必要な事項は、経済産業省令で定める。

LINEのサポート終了アナウンス

先日、LINEがiOS向け公式アプリをアップデート。その中に「iOS 14」のサポート終了が案内されていました。
すると、アプリ開発エンジニア界隈が「ありがたい」「この関数使えるようになる」などなど盛り上がっており、調べてみると自社アプリのサポート範囲を考慮しての模様。

要は「LINEが使えない端末」が増えればその分に動作検証が楽になる、という話。
私もスマホアプリの案件に居たことありましたが、複数の端末でのテストは大変そうでした。実機検証ではなく、シミュレータでやるという手法もありそうなので、この辺りはまたお勉強したい分野でもあります。

終わりに

数年前の記事ですが「50過ぎのオッサンが、5ヶ月間勉強しまくってAWS CLF,SAA,SAPに合格するまでの日記」という合格体験記がおもしろく、いくつになっても新たな知識を仕入れようとする人はいいな〜と思っていました。私も現在AWS(DevOps)の認定試験勉強中ですが、これがなかなか身が入らない...。ゴールデンウィークはしっかりお休みを貰えたので、Udemyを駆使して試験対策に励もうと思います。